「あたし、頑張るんだっ!!洵介先ぱいに近づけなくてもたくさんスキを伝えるんだっ。紗菜さんなんかにぜぇーったい負けたくないもんっ。 まぁ本当はね、勝負に負けてめちゃくちゃ悔しいんだけどね」 悔しいから、 悔しいからこそ勝ちたい。 洵介先ぱいを振り向かせたい。 たとえ、洵介先ぱいの視界にいなくても、 少しでも気にしてもらえるようになりたいんだ。 紗菜さんみたいなただのクラスメートより、気になる後輩になりたいんだ。 「真柚、あたし、応援するよ」 「香里ぃ〜ありがとうっ!!」