開けてみると。 『陽流夜純、登暑失煮固胃』 WHAT? 「ねぇ竹田くん、これ何語?」 「ん?……さぁ」 竹田くんもわからないらしい。本当これ何て読むの?むしろ誰から? 「‘’昼休み、図書室に来い‘’じゃない?」 と香里の声。 「うぇい!?そ、そーなのっ!?」 あたしは紙をもう一度読み直した。 「本当だ。そう読めるよ、香里すごいねっ」 「暗号好きだし。それに中学ん時も、そんな感じで手紙書いたりしてたもん」 香里の意外な一面を知った真柚であった。