パクッ。
大きな口の中へ運んでみた。
「!!」
や、やばい。
あたしは自分が持ってきた袋を見つめた。
どうしよう。あたしの比べ物になんない。
だって、紗菜さんの作ったケーキ……
「紗菜ちゃんやばっ!!これまじ美味しいよっ」
勇斗先輩が目をキラキラさせた。隣で大和先輩も頷いている。
美味しすぎだよ。
見た目だけじゃない。
甘すぎなくて、だけどほんわりしていて……
なんだか、紗菜さんの洵介先ぱいが好きって気持ちが伝わってくるケーキだ。
「ん、うまい」
洵介先ぱいも小さく頷いていた。
あたし──────…


