それから、ずーっと洵介先ぱい一色の日々だった。 廊下ですれ違ったらあたしから声をかけるのも当たり前になった。 時には、話をしたくてわざと待ち伏せしたり、おっきな声で洵介先ぱいの名前を呼んだりした。 その度に照れながら恥ずかしがって、 『や、やめろーっ』 って言う洵介先ぱいはほんっとうに可愛いの。 洵介先ぱいがいるから、あたしの毎日はキラッキラしているんだ。 照れる洵介先ぱいを見ると…たまらなく胸が高鳴るっ。 ほんとに射抜かれたっ! あたしの中には洵介先ぱいだけなのです。