春が過ぎ、6月になった この季節はジメジメしてて暑い すぐそこにもジメジメして、俺を暑がらせる糞野郎がいた 「や、矢崎?その、弁当美味かった…キャラ弁イケてたぜ」 この糞生徒会長は矢崎桜の手作り弁当を昼飯にしてるらしい 今、そのキャラ弁を食べての感想を、電話で矢崎桜に伝えているらしい 相変わらず、もじもじして気持ち悪い 「やっぱ、矢崎桜に電話するのは緊張するな……麗、なんか緊張しない方法あるか?」 「知るか」 .