そろそろというか、外が暗くなってきた。文化祭もあと少しで終わってしまう。

私は懸命に上原くんを探したけど、見つからない。生徒会室にもいなかった。
私はもうあそこしかないと思い、自分の教室に向かった。

教室はすでに後片付けが終わっていて、机と椅子が並べてあった。

その時、私の目にあるものが入った。私が探していた人だった。

上原くんは自分の席で伏せて寝息をたてて寝ていた。

私は上原くんに近づいてみた。


「上原くん……?」


起きない。


「上原く…うわあっ!」




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