「ちゅー知らないわけないよね?キスだよきーす」 「知ってるけど無理だよぉ…ダンスのあとにちゅーなんて……」 「…なら僕としてみる?練習で!」 秀くんは私の顎を掴み、くぃっと上げた。 何だかいつも以上に男の子らしくみえた。 「しっ、しなくていいよおぉお!」 「…じゃあしないよ。そろそろ僕、戻るね。」 秀くんは大きく手を振り、笑顔で去って行った。 秀くんとは友達感覚で喋れるのに、上原くんだと目を見て喋れない… 何なんだろうなー…… .