秀は生徒会の仕事がありながらも矢崎桜の仕事を手伝っている。

案外真面目なんだな、秀って。


「きゃっ…!」


矢崎桜は地面にある玉入れの玉を踏み、バランスを崩した。


「………平気?」

「うっ…うん……」


いつの間にか俺は矢崎桜を抱えていた。まるで、矢崎桜を大切に思うかのように…


「……丈と桜ちゃん…まさか……」



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