後で保健室においで―――。



保健室の瀬那先生に呼ばれた私


広崎 美佳[ヒロサキ ミカ]




私と先生は、調度2ヶ月前、両想いになった。



もう嬉しくて嬉しくて
仕方がなかったのを覚えてる。



先生は
黒髪の少し長め。
ちょっと目が悪いんだけど、
またにしか眼鏡は掛けない。

そんな先生の眼鏡姿にもきゅんとするんだよね。





コンコンっ―――。




「はい?」



「失礼しまぁす…」



「おぉ、美佳。」



先生はいつも優しく微笑んでくれる。



「会いたかった…先生。」




背の高い先生を見上げて言う。



「美佳ぁ……。」



「なに?」




「上目遣いでそんな可愛い事言うと…襲うぞ?」


「冗談でしょ?私を驚かそうとしてるんでしょ?」



きっと先生はそうやって言うだけだと思ってた。





私がバカだった。