王宮の魔法防護壁。当時他国と戦争中であった王国は、敵国の奇襲にも耐えれるよう王都の防衛に力を入れていた。
そこで作られたのが魔法防護壁。
核石とは、宝玉の民の身体に埋め込められている宝石の名。
当時の国王専属の護衛魔術師であった氷眼の民の大長老は、宝玉の民の核石に莫大な魔力があることを突き止め、秘密裏に核石を手に入れた。
だが核石の魔力を発動させることができるのは、宝玉の民でしか出来得ない。
そこで大長老は核石を四つに砕き、それを核とした四つの巨大なクリスタルを作り、王宮の地下に設置した。
これにより宝玉の民以外でも、大量の魔力を注げば核石の力を発動することができ、さらに四つのクリスタルが互いに共鳴し、力を増幅させることに成功した。
これが魔法防護壁の正体。
この秘密を知っているのは一部の王族と王宮魔術師部隊の隊長格。そして氷眼の民だけである。
「魔法防護壁は……はぁ、一度展開すれば魔力の供給がなくとも、最大72時間の連続展開が可能だ……。うっ、これを破壊するには……地下のクリスタルを直接破壊するしか手はない……」


