生態系の頂点に君臨する神聖且つ高貴な生物、ドラゴン。
ドラゴンさえも支配下に置き、人という狭き器を凌駕した存在……そう、私は神に等しい存在になったのだ。
もはや私を阻むものなどなにもない。
ただ一つ、王宮に展開されている魔法防護壁を除いて……。
あれは素晴らしい防御魔法だ。
ドラゴンの攻撃にもなんなく耐える最強の防御魔法だろう。
おそらく私自ら出向いても、あの防護壁を突破するのは至難の業だ。
なんとかしてあの防護壁の弱点を突きとめようと孤高奮闘したのですが、結局得られた情報は、展開理論を知っているのは一部の王族と氷眼の民のみということだけ。
まいりましたよ。防護壁の中にいる王族に近づくことは不可能ですし、王都から追放された氷眼の民の手がかりも掴めずじまい。
そしたら、今回のドラゴン討伐隊編成の知らせが飛びこんできた。
風の噂じゃ氷眼の民も参加するという情報を聞き付けたらまさにその通り。


