幻龍の真下に氷の魔法陣が現れる。


魔法陣が蒼い光を放つと、地面から紅い氷が立ち上った。


紅い氷は幻龍の身体を覆い尽くす。


徐々に身体の自由を奪われ、幻龍は一際大きな遠吠えをあげる。


幻龍の咆哮は大気を震わせたが、身に纏わる氷を破壊することはできず。


その身を、完全に凍結させた。