光の姫は何を見る

ちょっと二人とも何考えてるのよ!


あたしに火の玉や矢を打つなんて。どんだけスパルタなのよ。


そう思っていても放たれた矢はあたしに向かってくるわけで。


「防げって言ってもどう防ぐって言うのよ」


「そんなのは能力使うしかないだろ?」


カイジ君が当たり前のように言うのがなんとなくムカつく。


だからってここで何もやらないとあたしが危ないのはわかっているので気を集中させる。


ヒュン


矢が更に近づいてくる音が聞こえる。


「やっぱり無理!」


そう叫ぶとあたしはその矢を避けた。


「避けても無駄だよ」


ミズノ君がそう呟くと弓を持っていない手の中指をクイと上に向けた。