教室に入ると既に教師がいて、「早く席に着きなさい」と軽く注意され、俺は適当に「スミマセーン」等と流して自分の席に着いた
「上機嫌だねー…
唯ちゃんと良いことでもあった??」
そう言って隣の席の俺の友人、椿 純(ツバキ ジュン)が俺を見た
「おーよッ!!
聞くか?? 俺の最高なノロケ話ッ」
「いい 絶対いい
心底遠慮しとく…
お前のノロケ話聞いてたら24時間なんて直ぐに過ぎる」
「まぁまぁッ
あぁー… 彼女がいるって素晴らしいッ!!」
「お前にはいままで最高の彼女だもんな…ッ」
と、純は妖笑した。
そう……
俺は自分で言うのもなんだが、別にモテない訳ではなく……
いや…
正確に言えばモテる
まぁ、唯に比べたらまだまだ、だが人並み以上位はモテる。
な、訳で何人かとは付き合ったが、結局全然長続きせず、唯と付き合うまでは、最長1ヶ月、最短5日という記録。

