「あれぇ?聞いてなかったかなぁ?ゲームはまだ終わらないよぉ?」
喜々とした男の声音。
「聞いてない?そりゃあそうだよ。言ってないんだもの」
「……」
「仕方ないよね。望美ちゃんとそれにご両親に拒否は出来ないんだからね。ま、一番可哀想なのは巻き込まれた君のクラスメートだしね」
男は視線を周囲に向ける。
屍々累々とした室内を、嬉しそうに。
「否定はしないよぉ」
私のせいで、私の両親のせいでクラスメートは巻き込まれた。
謝罪の念しか浮かばない。どれだけ謝っても、謝り足りない。
それに謝っても許してはもらえないだろう。
だけど私は彼らの死の上に立っている。
それを無駄にする訳には行かない。
一生懸命生きて、命の限り頑張って、その上で死んで、地獄にでも堕ちて皆の分まで苦しんであげる。
それこそが、私に出来る唯一の償いなのだ。



