「よーいちは、私が『犯人』だと思う?」
「思う訳、ないだろ」
「…………ん~、昔から君はホントに嘘が下手ですな」
近過ぎる位に近い視線が交差する。
「付き合いの古い私にバレないとでも思ったのかね、そんな嘘が」
「嘘を言ってるつもりはない」
本当に、だ。
けど、二番目のヒントがどうしても陽一の脳裏に張り付き、思考を突くのだ。
「どうしたらお前が犯人じゃない、って実証出来る?」
「そんな事、私に聞かないで欲しいなぁ」
けど、と。望美は言葉を続ける。
「私が『犯人』だと思うなら私を撃つと良いよ」
陽一の後ろ髪を弄びながら、望美はそんな事を言った。
「私はね。別に、生きてても、それに死んだっていいんだよ。こーじにも言ったけど、クラスメートの死を踏んでまで、生きていたくはないんだよ」



