「……俺がもう一つの理由に上げたのはあの『銃』だ」
視線だけを光二に移す。
「多分藍原は俺が、いや勘がいい奴なら誰もが思い付く事をしようとしてるんだ」
そんな光二の独り言とも取れる言葉に間髪入れず藍原が声を張った。
『聞いてくれ皆。このゲームの攻略法がわかったんだ!!』
藍原の言葉に室内が一斉にざわめく。
「こ、攻略法だって言ってるよ!?」
「はるか~、騒ぎすぎぃ」
はしゃぐ遥となだめる望美。
いつものこの二人の掛け合いを見てる陽一としては珍しく思う。
『簡単な事だ!!この七体の人形に七人が一発づつ打ち込めば自然にゲームクリアなんだよ!!』
おぉ!!
歓喜にも似たクラスメート達の声。
確かに藍原のその理論ならば簡単に犯人を発見出来るだろう。



