犯人ゲーム




「お前、気付いたか?」


震える銃口に言葉を掛ける。


「な、何をよ」


「俺がお前をけしかけた瞬間、他の三人の表情さ」


「「「なっ!?」」」


元々、瞬発的に組んだだけの四人の絆なんてこんな言葉で瓦解する。悲しいもんだ。


俺達四人の絆を見習って欲しいものだ。


おっと、遥はもう死んだんだっけか。


遥には、悪いことしたなぁ。


俺も殺されたら遥に謝りにでもいくか。多分アイツも地獄にいるだろうから逢えるだろう。


ま、彼岸の向こうでの逢瀬はあとの楽しみにして。


今はコイツらを始末するとしよう。


俺は緩慢に体を動かし、立ち上がる。


やっぱり体はダルいな。本調子にはほど遠い。


「御黒井、てめぇ勝手に立ち上がるんじゃねぇよ!?」