「……損得勘定でお前を殺すわけじゃない」
「そうか?今までのヒントを鑑みても俺が犯人じゃないのはわかりきってる話だ」
「だから、何だって言うんだよ」
「白々しい事言うなよ。わかってるから俺の戯言に付き合ってんだろ?」
「……」
「お前らもだよ?誰か俺を撃つ気あるのかよ」
余裕しゃくしゃくと言った感じで俺は残りの三人を見渡す。
「お前らもだよ。全員の意志だとうそぶいて、他の三人に俺を撃たせようとしてる。現状ならコイツにさ」
四人は再び目を合わせ、強張った表情で首を横に振る。
「コ、コイツの言ってる事はデタラメよ!?」
「なら、お前俺を撃ってみろよ」
「……っ!?」
カチャリと銃を俺に突きつける。
これで一体何度だろうか。
銃口は俺を向いたまま小刻みに揺れている。
こんなんじゃ狙いは定まらないだろ。



