―――――――――
川上 猛様、絵里香様
突然いなくなることを許してください。
記憶がなくなった私を毎日見舞って、励ましてくれて、ありがとう。
嬉しかったよ。
でも、このまま二人に甘えるわけにはいかないんです。
自分の進むべき道を歩かなければないから。
たくさん、迷惑かけて…心配かけてごめんなさい。
二人がいてくれて幸せでした。
本当に、感謝してます。
最後に一つお願いがあります。
元の二人に戻って、必ず…幸せになってください。
私の最初で最後のわがままを叶えて。
絵里香の花嫁姿キレイだろうな。
猛、絵里香。
二人の幸せを遠くから見守ってます。
それじゃぁ…
さようなら。
渋谷 麻乃
―――――――――
「……なにそれ。今更、勝手すぎるよ…。麻乃のバカ…」
「麻乃のやつ…記憶戻ってんじゃん。なんなんだよ…」
そのまま…無言で時間だけが過ぎていった。
幸せになんかなれねぇよ。
おまえがいなきゃ…意味ねぇんだよ。
バカヤロー。
川上 猛様、絵里香様
突然いなくなることを許してください。
記憶がなくなった私を毎日見舞って、励ましてくれて、ありがとう。
嬉しかったよ。
でも、このまま二人に甘えるわけにはいかないんです。
自分の進むべき道を歩かなければないから。
たくさん、迷惑かけて…心配かけてごめんなさい。
二人がいてくれて幸せでした。
本当に、感謝してます。
最後に一つお願いがあります。
元の二人に戻って、必ず…幸せになってください。
私の最初で最後のわがままを叶えて。
絵里香の花嫁姿キレイだろうな。
猛、絵里香。
二人の幸せを遠くから見守ってます。
それじゃぁ…
さようなら。
渋谷 麻乃
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「……なにそれ。今更、勝手すぎるよ…。麻乃のバカ…」
「麻乃のやつ…記憶戻ってんじゃん。なんなんだよ…」
そのまま…無言で時間だけが過ぎていった。
幸せになんかなれねぇよ。
おまえがいなきゃ…意味ねぇんだよ。
バカヤロー。