「―行こう。」 アキラが私の手を強引に引っ張って 私たちは窓を通り抜けた。 「もう帰ろうか。」 「でも、弘樹のところ行ってないよ。」 「行ける心の余裕ないだろ。」 私は首を振った。 「行けるよ」 行かなきゃまたいつ会えるか分からない。 もうこのまま会えないのかもしれない。 だったら今すぐに会いたい。 アキラも私の気持ちに察してくれた。 弘樹、今から行くね。