「…………」 ―――ああ。どうしよう。 いきなり現れて、 いきなり「またな」ってそれだけ言い残して行くなんて、 カッコよすぎるよ。 「…………」 ―――あたしはきっとこの時、 金髪イケメンの春成斗に、一瞬にして、心惹かれてしまったんだと思う。 そんなあたし達が初めて出会ったのは、 温かい風がフワフワと踊り始める、 2年前の、春の事でした。