一時間くらいだろうか
師匠に渡された棍を回していると師匠が起きてきた

「じゃあここでいったん休憩な。話の続きだけど、まず人間の影響を受ける世魔はわかったよな?もう片方は精霊、幽霊などの自然に近いものたち純霊(じゅんれい)だ。こいつらは心霊写真とかそうゆうので知られている。
今回の相手は世魔だ。今のとこ目撃情報なし、踏切、歩道橋に出現するらしい。華音と二人で解決してくれ。まずは歩道橋とか下見してきたらどうだ?」

なるほど

「わかりました。ちょっと見に行ってきます」


まずは歩道橋…場所は九十九高校から20分、華音先輩の家から30分くらいのとこだった
まだ警察の立ち入り禁止のテープが二カ所ある
上半身と下半身の位置が離れていたらしい
その距離5メートル

「人がやったとは思えないきれいな切り口、上半身がとばされるほどの勢いでやられたってことか?」

すると後ろから抱きつかれた

「やっほ!暁から仕事頼まれたんだってね~。初めてにしては難易度高い気がするんだけどな~」

「凛華先輩!!いきなり抱きつかないでください!!」

まったくこの人は何を考えているんだ

「せっかくヒントだしてあげようとしたのに~」

「ヒント?」

「そう!しょうがないからおしえてあげる。眼帯外して左目だけで見てみな」

言われたとうりにした
すると景色が変わった
歩道橋全体に手の跡がびっしりついていた

「なんだこれ…」

「それはおそらく犯人の手ね、今のまこちゃんは半分霊体のようなものだから見えない物が見えるんだよ。まあその力、まこちゃんにしかないからうまく使ってがんばってね!!」

なるほど
いいことを聞いた

とにかくがんばってみるか!