戦慄の魔説

流と紅の戦いは始まっていた

足は目があるかのように的確に二人を狙う


「体温を感知しているのかもしれない…紅、俺を狙ってるときに何とか隙を作る…やれるか?」

「わかった…がんばる!!」

流は天風を構え攻撃してきた足に突きを放つ
少ししか刺さらなかった
吸盤には一本の巨大な返しのついた針と細かい針が無数に生えていた


「獲物を確実に捕らえるためにか…」

天風を抜き距離をとる


「風刃!!」


天風の刃が消え足を斬りつける
やはり刃はあまり通らない


「はぁぁ!!」


すると横から紅が炎を纏った腕で足を殴りつけた

足は少し怯んだがあまりダメージはない
でも流のよりはまだダメージがありそうだ


「紅…お前は力を溜めろ…それまでは俺が何とかする」


流は風を纏いスピードをあげ様々な攻撃を組み合わせ足に攻撃をする

少し怯んだ様子もあるがやはり致命的なダメージは無理だ

紅は右腕に力を溜めているため動けない
徐々に紅の周りの気温が上がり始める
それに合わせてガントレットも形を変え真の姿に近づいていく

変化に気づいた足は流から紅に狙いを変え真上から叩きつけるように攻撃した


「紅!!」


流は紅を庇い吸盤の巨大な針が肩を貫いた


「流くん!!」

「今だ!!やれ!!」

涙を拭き足を見る
力は溜まった


「紅蓮 炎(ほむら)!!」


ガントレットからは炎が後ろに吹き出しその力を利用し威力をあげ足を殴る
後ろに吹き出していた炎が当たった瞬間に前に向きを変えまるで竜のように足を飲み込んだ
足は消滅しなかったもののダメージが大きく海に戻っていった

「流くん!!」

「大丈夫だ…よくやった…俺らは船に戻ろう。支えてくれ。真実…頼んだ」
紅と流は結界からでて船に戻った