戦慄の魔説

目が見えなくなってきた

「あか…つき…俺を…みんなから…離し…てくれもう…あいつの…闇を…抑え…きれない」


「わかった」


暁は俺を抱え10メートル程離した


暁が離れたと同時にナイフから闇が出てきてドーム型になった








「暁…真実くんはどうなったの?」


「わからん…ただ一つ言えるのは…確実に心臓にナイフは刺さってた。前にも同じ状況があったが…そのときは血を飲んだ…だがヴァレルドはそれをさせないためにあんな高密度な闇を仕掛けたんだ…外から何もできない。ここにいても何もできない…部屋に行くぞ」


俺は…無力だ…
あのとき霊力を使わずに倒せていたら
今使うことができた
選択ミスだ


「マーシャ…シンシア、華音…部屋に行かないとまだ寒いし風邪をひくわ…」


3人は反応せずに廊下から足を外に出し闇を見ている


マーシャのショックはでかいだろう
目の前で自分をかばい崩れていく真実を見たからな


「クォーツ…中に入れ…3人はそのままでいい」


「暁…わかったわ」


クォーツを中に居れ晴明の部屋に行く

晴明は苦しそうにしていた


「闇が体に入ったのか」


「みたいだ…俺の力では外に出すこともできない。全く…陰陽師が聞いてあきれる」


ヴァレルドの闇はかなり濃い
闇は闇でしか対象できない
俺達には今闇を使える仲間がいない
命に関わるのは時間の問題だ


「それより真実だ…あの傷は確実に致命傷だ…どうすることもできないのか?」


「光明…言いたいことはわかるが…闇が強すぎる…お前の親父ですら無理なんだ…今この場では無理だ…何か考えないと」