戦慄の魔説

さすがにやらないだろうと考えた俺がバカだった…

「当たり」


「当たってるけど!!今は危ないから!!」


気を取り直して走り出す

「まこと……はやく」


「なんで?」


「さわりたいから」


俺にはメリットが見当たらねぇ!!
いや…普通はかわいい子に触れられるのはメリットとしてありかもだが
耳やしっぽは敏感らしくくすぐったい……故に急がない!!


「俺も早くしてるんだけどな」


「嘘」


早速バレた…直感力ハンパないなこの子は…


「早くしないと耳食べる」

「嘘でしょ!?」


そんなことされたらどっかの猫型ロボットになってしまう…
いや…普通人間に狼の耳はない
問題なくない?
…………でも痛いだろ!!

「急ぎます!!」


今までにないほどなマジな走りをする

なんでそんなに触りたいんだろうか…


「なんでそんなに触りたいの?」


返事がない
後ろを見ると寝ていた


「寝たか…今がチャンスだ!!」


力を解放し羽織をだしマーシャごと着てスピードを上げる


こんなことのためにわざわざ力を解放していいのか迷ったが気にせず行こう


しばらくしてやっと着いた


「ふぅ…疲れた…」


玄関まで普通に歩き両手がふさがってるため頭でノックする


「真実くんお疲れ様…あらマーシャ寝ちゃったのね。ならついでに部屋まで運んでくれる?」


「了解です」


長い廊下をクォーツさんについていく