戦慄の魔説

蓮華は真実の寝ている部屋に来た


近寄り起きないか様子をうかがう


10年の時の流れは人を変える
いい意味でも悪い意味でも人は変わってしまう

ただ真実は昔と変わらない目だった
多分キレてない時も昔と変わらない優しいやつなんだろう


蓮華は真実の髪を撫でる

昔より長くなり柔らかい
軟毛でさらさらしている
癖毛なのも相変わらずだ

顔を見る


昔はふっくらしていた
まあみんなそうだろうけど

今は細く整っている

幻那異の家で見たとき、かっこいいとさえ思ってしまった




それを思い出した瞬間顔が赤くなる

「何を考えているのだ私は」

つぶやくと真実が目を覚ました


「ん、ここは…俺の家…」

「起こしてしまったか。気分はどうだ?」


「ん~まあまあかな」


「お前は昔から曖昧な返事しかしないな」


蓮華の顔が少し笑って見えた


「そんな蓮華は相変わらず髪を一本に結んでるんだな。すぐ蓮華だってわかったよ。俺がいない間大変だっただろ?ごめんな」

布団から起き上がり謝る真実は昔のままだった
それを見てうれしい思いがしたが顔にはださない