しばらく歩くと一匹の神狼が口を開く

｢今､幹部は蓮華様です｣


｢蓮華？｣


頭の中で他人の記憶のような自分の記憶から探す

｢あぁ､あの剣道一筋怪物女か｡元気してる？｣


｢怪物女ですか…それが最近､幻那異の家に乗り込んでから行方が…｣


｢そうか､あの怪物女のことだ殺られてはないだろ｡おそらく監禁だな｣


その会話してる姿を後ろから見ながらシンシアと銀狼は話す


｢蓮華ってどんな人？｣


｢そうだなぁ､まあ会えばわかるさ｡まあ紹介する前に真実が倒れるだろうな｡今はあの姿だが､暴れたりないからだろうな､あの姿は体力を使うみたいだ｣


後ろから真実の伸びた銀の髪を見る

風に揺られなびく髪はきれいで見とれるほどだ


身長は高くはないがその後ろ姿は大きく見える


｢おい…シンシア…まさか真実に惚れたか｣


｢ち､違うよ!!確かにかっこいいし強いし頼りになるし､私は釣り合わない…｣


顔を赤くしながら銀狼の耳をいじり､後半はごにょごにょして聞こえなかった

その反応に銀狼は笑っていた