戦慄の魔説

するとあとから母親がきた

「足も速く霊力を探知する力もある。でも無鉄砲、誰に似たんでしょうね」


微笑みながら父親を見る

「足が早いのは僕かな。無鉄砲は君似だろう」


笑いながらそう言う


「まあ神狼(しんろう)の長が父親、霊守(れいしゅ)族の当主の私に産まれた子ですからこれくらい元気のほうが隠居してから楽かしら」


夫婦揃って笑い合う
神狼と言うのは白い狼の事で
霊守族は村全体の当主らしい
その頃幼い真実と銀狼はまだ口げんかをしていた



今日は村全体の結界を調べると言うことで神狼の長と霊守の当主が一緒に見る日だったため家族が揃うことになっていた

結界があるにも関わらず今のように霊が現れることがよく起きているからだ


村をでて歩きながら結界に不備がないか調べる

その後ろを銀狼にまたがりついていく幼い真実がいる
銀狼と真実はお互い共通点がある
銀狼の場合、神狼は白しか産まれないし光をつかうはずが、色は銀、そして闇を使う

真実の場合も同じように霊守族は光のはずが闇を使える
正確にはまだ幼いためわからないが

銀狼と真実はケンカし遊びお互いに高め合うような存在だった

だが闇は強力、その力を求める者もいるだろう…そのため両親は心配をしていた