天使の贈り物

「ヨッシー…」


「…先輩!」


一瞬、ヨッシーを殴ってやろうか迷ったが、なんとかそこは理性で持ちこたえた。



約束…したじゃん

「何でこんな所にいるの!?まだ学校は冬休みじゃないんじゃないの!?何で待っててくれなかったの…?待っててっていったじゃん!ヨッシーのばかぁ…」


表ではこんな事言ってるが、内心はなぜかすごく嬉しかった。嬉しさのあまり、あたしは泣き出してしまった。

あまりにも突然泣き出したせいで、ヨッシーは慌てふためいて何度も「ごめんなさい」と言った…