「…ごめん。」

ここから謝りたかった。9回も告られているのに答えが出ない…ヨッシーをただの部活の後輩としか見れない自分が空しかった…

その時、

「俺の事、1つも覚えていないんですか…?」


ヨッシーが意味深な発言をした。

「え…!」

「いや…やっぱ、なんでもないです…。部活、行きましょうか。」

「あ、うん。」



ちょ、ちょい待てーい!あたしは高校はいる前にヨッシーに会ったことがあるのか…?…でも藍沢夕花なんて名前はどこにでもいるし…そうだよ!きっと同姓同名の別人…んなわけないか。









この意味深発言の真相は、4年後―あたしとヨッシーが再会するとき―知ることになる…