(少し肌寒いし、屋敷に入って待とう) 思い直して屋敷に戻ろうときびすを返した時、 「妹殿ぉ。遅くなりましたぁ」 「出掛けるところを捕まってしまいましてー」 遠くから手を振り走ってくる2人の声が聞こえた。 息を切らし駆け寄ってくる2人。 「それは大変だったわね」 水筒のお茶を差し出すと2人は一気に飲み干した。 その時、私は2人の後ろに見知らぬ人がいることに気付いた。