ふっふ~ん♪


「オイ!タクミ、何でそんなご機嫌?

チャイム鳴って、SHRが終わった隙に教室入ってきやがって~。

ちょうど名前呼ばれてる時に教室入ったから、オレは怒られたっつーの!」


ヤローは、バシッとオレの背中を叩く。




今オレが話してるコイツ、


さっき風ちゃんとオレに『ハイ、時間切れ~』つって割り込んできた男。


「知るかよっ。自分から先行ったクセして。さ~て、今日はイイ日になりそーだな」


チャイム鳴ってたけど、風ちゃん焦ってねーし。


オレとトロトロ歩きながら、楽しそうに笑ってた。


優等生タイプかと思ったけど、意外とオモロいな、あの子。