マイエンジェル†甘い声で囁いて

「誰も私をボーカルにしようだなんて思わないよ。私の声を生かすも殺すも…三国くん次第じゃないの?」


私がそう言うと、三国くんはつまらなそうに頬杖をつく。


「…ま、いーや。行っていーよ」


行って…いい?


私の声が欲しいとかいいながら…興味なさそうだな。


タクミみたいに…物事に対する、熱意が感じられないよね。


どうせやるなら…、


三国くんを…本気にさせたい。


私じゃなきゃダメだって、言わせたい。