マイエンジェル†甘い声で囁いて

やっぱりボーカルは他当たって下さい…。


「…さよなら」


力尽きてその場を離れようとすると、


三国くんがガシッと私の腕を掴んだ。


「ひっ…な、何っ!?」


物言わず、じぃっと私を見上げる瞳に、


背筋が凍りつきそうになる。


「…ちょっとイメージ違うんだ。でも、その声は欲しい」


ほ…欲しい!?


ヤバ。


この人、目が真剣だ。