マイエンジェル†甘い声で囁いて

私も毎回説明しないといけないのぉ!?


疲れるっ…。


でも、三国くんが眉をひそめてたのはタクミっていう呼び方の事じゃなかったみたい。


「あー…そっか。昨日、あの後ちゃんとジュースおごられた?」


「う…うん」


あれ、そっちなんだ。話詳しく聞いた?とかじゃなくて。


…さっぱり読めない人だ。


三国くんは、視線をまた雑誌に戻す。


「三国くん、ボーカル…私でいいのかなぁ」


そんな彼に恐々聞くと、彼は、えっ?とばかりにまた私を見る。