マイエンジェル†甘い声で囁いて

会場にいる人たちの表情が見えないまま、ざわめきだけが聞こえてくる。


「えー…あれ、誰?」


「ミコの代わりのボーカル?へー…」





さっきは大丈夫だって思ってた気持ちが折れそうになってくる。


不安に潰されそうになってると…。


後ろに誰かが立つのがわかった。







「マイク…貸せよ」


「で、でも…」


後ろに立っていたのは三国くんで、


私の手からマイクをもぎ取ってしまう。







「…あれ、やろーぜ」


私の顔を覗き込んで、三国くんはニッと笑う。