マイエンジェル†甘い声で囁いて

ちょっとがっかりしてると、タクミは小さくため息をつく。


「それって、毎月学年別で決めてやるやつだろ?風ちゃんの力にはなりたいけど、オレ参加できねーや」


「うん、分かった。大賀くん草むしりとか無理そうだし」


イヤミをこめて、ワザと名字で呼んでみる。


タクミはそれ聞いて、更に困った顔をした。


私、歌い損だよ。タクミは、口ばっかなんだから。


優勝したら、私に好きなプレゼントくれるっていうのもきっと口からでまかせ。


自分たちが優勝できて、賞品貰えれば…それでいいんだ。