マイエンジェル†甘い声で囁いて

これってかなり拷問。


三国くんは、片方の手を私の耳にあて、もっとよく聞こえるようにすると。


『風…』


って、更に強く囁く。


うっ…わ。ゾクゾクしてくる。


何か続けざまに言うのかと思った三国くんは、


私の頬に軽くチュッとキスをした。


えぇっ!?


びっくりして三国くんを見ると、イタズラっ子みたいなカオして笑ってる。


何でもアリだといいたげに、歯を見せ笑うと、そのままステージ上に戻ってしまう。


うっそぉ。


三国くんじゃ…ないみたい。


ステージの上だと、本当に人が変わっちゃうんだ?


三国くんは口元に笑みをたたえ、満足そうな表情で鍵盤に指をのせている。





もうっ…。


自分の立ち位置に戻り、景を見るとニヤニヤ笑ってる。


真央ちゃんは私と三国くんとのやり取りを聞きたそうに、好奇心いっぱいの目を私に向けてるし…。