マイエンジェル†甘い声で囁いて

「そ。だぁから、一番前の特等席で見てね。風ちゃん彼女なんだし、気にする事ないよ。行こ!」


真央ちゃんにぐいぐい腕を引かれ、会場の中へ。


うわぁ…すごい人。


ライブハウスの中は意外に人が多く、みんなの熱気なのか室温も高い気がした。


一番前に立つと、ステージの上にキーボードやドラムが置いてある。






今日は


三国くんたちのグループがトリをつとめるらしく、それまでは他のグループの演奏を見ていた。


曲に合わせ、ステージの上の人たちと会場のみんなが一体化していた。


その盛り上がり方は、学園祭の時とはまた違ったけど、みんな生き生きしていて…。


次に…やっと三国くんたちが現れるんだよね。


ドキドキする。


「真央ちゃん、ライブって楽しいね!それに、みんなカッコいいーっ!」


「でしょ~?三国先輩が出てなくてもそんなに楽しんでるって事はぁ、今から先輩見たら、ますますホれちゃうだろうなぁ~。きゃはっ」


真央ちゃんはくふふと笑い、景の顔をチラチラ見る。