トクトクと、


優しく鳴り響く心臓の音。






こんなに近くに三国くんを感じれるなんて、


…幸せだぁ。






「…オレ、昨日オマエに振り向いて欲しいって思いながら…弾いてた」


「…えっ?」


「今日は…オレだけ、見てくれんだよな?」


ドキドキする私の身体を、三国くんは更にきつく抱きしめる。