「もしもし!?」


『そこ…行くから。動くなよ』


プッと、また突然切れた。






三国くん…


今からここに来てくれるの?





えっ、どういう事?






動くなと言われ、言葉の通り


本屋にも入らず、店の前で立ち尽くしていた。




…何しに来るんだろ。


本番前にして、気持ち乱すなって怒られるのかな。


嫌ぁな気持ちを持ちつつ、


ただひたすら三国くんを待っていた。