マイエンジェル†甘い声で囁いて

「じゃあ、オレの頼みも聞いて」


三国くんは目を開けると、私をじっと見る。


…頼み?


「…どんな?」


近くの机に腰を下ろすと、片膝を抱えてiPodをいじりだす。


三国くんは私にそれを向けると、歌ってと笑みを浮かべた。


ドキ。


「歌うって…何を?」


「オマエが一番好きな歌。歌ってくれたら、学祭後も変わらず優しくしてやるよ」


「私が一番好きな歌?」


え…。どれかな。色々好きな曲あるなぁ。一曲に絞るのは難しい。


しかも、今も別に優しくはないんだけど。


「…やる?」


「うぅーん。撮るの?」


「伴奏必要?いるなら弾いてやるけど…アカペラ希望」


うっそぉ…。う~ん、どうしよう。かなり…恥ずかしい。


歌ってる間、三国くんに見つめられてるのも、緊張するなぁ。