マイエンジェル†甘い声で囁いて

「三国先輩が学園祭のボーカル探ししてた時、景思わず先輩に風ちゃんの事喋っちゃったんですよ。

でも三国先輩から、声かけていいか?って言われてもずっと断ってたんです」


「断ってたんだぁ。…まぁ今となってはどっちでもいいけど」


景をチラリと見ると、頭を上げて爆睡してる。


真央ちゃんも景を見て、またにこっと笑う。


「もう、自分のせいで悲しい思いさせたくないって…。

私、風ちゃんの元カレの話チラッと聞いて、すごく酷いなって思った。けど…景も苦しんでた。

さっきのお姉さんの話聞く限りでは、家での景と普段の景は違うのかも」


やっぱり、ショウタの話は聞いてたんだ。


「違うって?」


「うーん、何ていうのかな。基本的に、ぶっきらぼうだとか、ちょっと言い方キツいのは変わらないと思うんだけど。

学校での景って、強い立場の人にすごく…弱いんですよね。お姉さんの元カレって、学校の中であんまりイメージ良くないグループにいた…みたいな話は聞きました」


イメージ良くないグループ…。一個下だし、普段見る限りではあんまり分からなかったけどなぁ。