「ありがとうございます。風ちゃん、いただきまぁす」
真央ちゃんと言い、やっぱり景の彼女だった。
いつも景が、風って言うから自然と風ちゃんと呼ぶようになったとか…。
真央ちゃんは、私が淹れた紅茶を飲んで、にこにこ微笑む。
景が私を無視して部屋に素通りしようとすると、真央ちゃんの方からリビングに上がり込んで来たんだ。
嫌がる景を差し置いて、小さい頃の景の話や家での景がどんな感じなのか聞きたいって言い、
ソファでなぜか三人で向かい合っている。
景は文句を言いながらも、その場からは離れずソファで居眠り中。
真央ちゃんは、目をキラキラさせて、私の話を聞いていた。
「景って、そんな可愛い子だったんですねぇ。そっか~。昔の景に会いたいなぁ」
「今はねぇ…全然かわいくない」
「そんな事ないですよー。景は結構風ちゃん思いですよ?」
真央ちゃんの欲目?私にはとても姉思いだと思えないけど。


