マイエンジェル†甘い声で囁いて

「オイぼんやり、行くぞ。早めに部屋空いたってメール来た」



ボンヤリ!?何、その名前。まぁ確かにぼんやりしてますけどーっ。


私を置いて先に教室を出て行く三国くんを追いかけつつ、時計を見る。


まだ…私たちの時間までかなりある。ラッキー!これなら、たくさん練習できるね。


「三国くん、みんなに連絡するね」


私がそう言って携帯で連絡しようとすると、三国くんは立ち止まって私が携帯を持っている手を取った。


「うわ、えっ?どーしたの?」


「連絡は…しなくていい」


三国くんは私をじっと見て、フッと表情を緩める。


…え?


「行くぞ」


私の手を離し、また先に歩いて行く。


何?今の表情…。





やっぱり…理解できない。


不思議に思いつつも、三国くんの背中を追いかけ、軽音部の部屋に向かった。