「風ちゃん、これ歌ったらオレが後でジュースおごる。


でも、歌わないっつーんなら…」


タクミくんは、私の顎に指を引っ掛けると


クイッと上を向かせ、顔を近づけた。


ドキッ


目の前に、タクミくんのドアップ。ってか、私に何するのぉ!?


「チュ~する」


チュ…チュ~ッ!?