『恋したほーが、キレイになるから…してみたら?タクミに』


う…うわぁ。


何言ってんの?三国くんっ。


背中にあたってる手に振動が伝わるかのように、私の心臓がバクバク言い出す。


嫌だぁ…どうしよう。







それからの私は、


見事…三国くんの言うように


恋に落ちた。






やたら、タクミを意識してしまう私。


三国くんは…


二人でハモる時、タクミのリズムに合わせて、何か言いたげにニヤリと笑う。


その表情からすると


…感づかれてるんだ。




私がタクミを…好きになった事。