マイエンジェル†甘い声で囁いて

考えたら、タクミのアザが薄くなってた時…景も擦り傷が治りかけだった。


『もしかして…景を!?』


『それが…オマエの元カレと景、両方。もう手がつけらんなかったらしー。…相手は結構強かったみたいだけど』


『う…嘘ぉ。タクミが…?』


タクミがショウタを殴った?何で?


しかもあの時、まだタクミに嫌な事言ってる時だったのに…。


『タクミはすぐカッとなるからな。そんなヤツ…クズだって後でオレに話してたっけ』


そんなぁ…。私の為に?


何も言わず、今までここで一緒に歌ってくれていたタクミの姿が目に浮かぶ。


…泣きそう。タクミって凄くいいヤツ。その事、何で私に話してくれなかったの?


三国くんはそこまで話すと、ギターを抱え指先で弦を爪弾く。


その切ないメロディーに、今にも涙が零れ落ちそうだよ。


そして…三国くんが私をチラッと見る。