マイエンジェル†甘い声で囁いて

『…別に』


ボソッと言う景に、お母さん。


『いつだっけぇ…。顔にも擦り傷あって、多分誰かと喧嘩したんだと思ってたけど。制服に血ついてるし、びっくりしたわぁ』


け…喧嘩。景がぁ?


弱そうっ。あ、だから転かされて擦り傷なんだ?…いい気味っ。


フフンと笑う私に、茶碗を勢い良くテーブルに置く景。


『…ったく、誰のせいだと思ってんだよ』


『は?何なのよ、私のせいみたいな言い方じゃない』


『…るせーよ』


景は食卓を離れ、そのまま部屋に閉じこもってしまう。